【5/25更新】事業再構築を応援「事業再構築補助金」とは?
*出典:「事業再構築補助金の概要(中小企業庁)」、「事業再構築指針の手引き(中小企業庁)」、「令和2年度第3次補正事業再構築補助金公募要領(第1回・1.2版)」、「事業再構築補助金に関するよくあるお問い合わせ」等の内容に基づいて作成しています。
1.「事業再構築補助金」の公募期間
2.主な申請要件
【売上高減少要件】 ・申請前の直近6か月間のうち、任意の3か月の合計売上高が、コロナ以前(2019年又は2020年1~3月)の同3か月の合計売上高と比較して10%(グローバルV字回復枠は15%)以上減少していること。 【事業再構築要件】・【認定支援機関要件】 ・経済産業省の「事業再構築指針」に沿った「新分野展開・事業転換・業種転換・業態転換・事業再編」を行う事業計画を認定経営革新等支援機関等と共同で策定すること。 また、補助金額3,000万円を超える案件は、金融機関も入れて(金融機関が認定経営革新等支援機関であれば当該金融機関のみも可)事業計画を策定すること。 【事業計画上の付加価値額要件】 ・補助事業終了後3~5年で、付加価値額※の年率平均3.0%(グローバルV字回復枠 は5.0%)以上、又は従業員一人当たり付加価値額※の年率平均3.0%(同上5.0%)以上の増加を見込む事業計画を策定すること。(※付加価値額=営業利益+人件費+減価償却費)
3.補助対象事業の4つの類型と補助額・補助率
(1) 通常枠、卒業枠、グローバルV字回復枠 ■対象:中小企業等*1 ●通常枠 補助額:100万~6,000万円 補助率:2/3 ●卒業枠 補助額:6,000万円~1億円 補助率:2/3 *卒業枠 3~5年の事業計画期間内に中小企業者等から中堅・大企業等へ成長する事業再構築を支援します。 全公募回の合計400社限定です。 ■対象:中堅企業等*2 ●通常枠 補助額:100万円~8,000万円 補助率:1/2(8,000万円以下は補助率1/2で補助金額の上限は4,000万円、 それ超える部分は補助率1/3で補助金額は上限8,000万円となる) ●グローバルV字回復枠 補助額:8,000万円~1億円 補助率:1/2 ※グローバルV字回復枠 売上をV字回復させる中堅企業等を支援しますが、申請に際して、上記の要件のほか【グローバル展開要件】を 満たすことが必要です。全公募回の合計100社限定です。 ★卒業枠又はグローバルV字回復枠で不採択となった場合、それぞれの通常枠で再審査されます。 (2)緊急事態宣言特別枠(事業再構築補助金の概要P4) 令和3年の国の緊急事態宣言発令により深刻な影響を受け、早期に事業再構築が必要な飲食サービス業、宿泊業等 を営む中小事業者等に対する支援で、前述の通常枠の申請要件を満たし、かつ令和3年1~3月のいずれかの月の 売上高が対前年又は前々年の同月比で30%以上減少していることが要件です。要件に合致すれば、業種や所在地 は不問。 ●緊急事態宣言特別枠 ①従業員5人以下 補助額:100万円~500万円 補助率:中小企業者等 3/4、中堅企業等 2/3 ②従業員6~20人 補助額:100万円~1,000万円 補助率:中小企業者等 3/4、中堅企業等 2/3 ③従業員21人以上 補助額:100万円~1,500万円 補助率:中小企業者等 3/4、中堅企業等 2/3 ★緊急事態宣言枠で不採択の場合は通常枠で再審査されますが、通常枠に先行して審査・採択公表を行うことに なっています。
4.補助対象経費
本補助金は基本的に設備投資を支援しますが、建物費、機械装置・システム構築費(リース料含む)、技術導入費、専門家経費、運搬費、クラウドサービス利用費、外注費、知的財産権等関連経費、広告宣伝・販売促進費、研修費、(卒業枠・グローバルV字回復枠のみ)海外旅費も補助対象となります。
5.事前着手承認制度
早期の事業再構築を図るための必要経費について、補助金の交付決定前でも事前着手申請を提出し事務局から承認された場合は、令和3年2月15日以降の購入契約(発注)等を行った必要経費を補助対象とすることができます。但し、事前着手が承認されても補助金の採択が約束されたわけではなく、不採択のリスクはあります。また、応募する場合は、本事業の申請とは別に事前着手の申請を事務局にメールで提出する必要があり、設備の購入等では入札・相見積が必要です。
①第2回公募の応募期間は、令和3年5月20日(木)~7月2日(金) ②申請受付の開始は、令和3年5月26日(水) ※更に3回程度の公募を予定