中国市場を知ろう ~海外Eコマース編vol.1~

海外

こんにちは!日本に在住してから5年が経過し、コロナウイルスの影響で中国に帰国する機会がないきらぼしコンサルティングの周です。

コロナ禍になる前、多くの中国人が日本を訪れ、”爆買い”と呼ばれるほど、多くの日本商品を購入していました。このコラムでは、中国人が日本を訪問できない今、どのようにして中国人に対して日本商品を販売すれば良いのか、どのような日本商品を中国人が求めているのか?消費者である中国人の視点からお伝えします!

中国向け海外Eコマース

中国人消費者向けのスタンダードな販売方法が、海外Eコマース(越境EC)の活用です。皆さん、中国の11月11日(通称:独身の日)をご存じでしょうか?「1」と「独身」を掛けて、11月11日を独身の日と銘打ち、アリババグループが毎年行う特別セールスです。2020年にはその日だけで4,982億人民元(日本円で約8兆円)と途方もない売上が計上されました。

この中国で行われる特別セール。これは日本からも参加が可能で、日本の多くの中小企業も参加しています。

どのような出店方法があるのか?

日本から中国へ販売できる主な仕組みとして、”Tmall Global“をご紹介します。

中国向け海外Eコマース”Tmall Global(天猫国際)“とは

Tmall Globalとはアリババグループが運営する中国最大規模の越境ECプラットフォームで、アリババグループが直接輸入販売するモデル(BtoBtoC)と、企業自ら出店するモデル(BtoC)を組み合わせたプラットフォームソリューションです。この数年、Tmall Globalは中国人消費者にとって海外からの輸入商品を購入する際の信頼できるプラットフォームと位置づけられています。

天猫(Tmall)との違い

Tmallには中国国内版の「天猫」と海外版の「Tmall Global(天猫国際)」の2つがあり、国内版の天猫に出店するためには、中国現地に会社を設立する必要があるなど諸条件が存在しますが、海外版の天猫国際は会社を設立する必要がないなど天猫と比較して容易に出店することが可能です。

天猫

Tmall Globalも数年前までは厳しい出店規制をしていましたが、2019年5月に出店規制を緩和したことで、現在では化粧品や健康食品といった分野を中心に世界中の企業が出店しています。

具体的な出店方法や規則は、天猫国際 / 天猫 / Kaola | サービス | アリババ株式会社 (alibaba.co.jp)天猫国际规则 (tmall.hk)をご参考ください。

お問い合わせ/きらぼしコンサルティング 海外展開プロジェクトチーム 周 璐璐(シュウロロ)

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