将来の事業承継に備えた最適経営の実現と
資産フォーメーションの整備
2023/11/07
顧客概要
小売業をメインとしながら、2名の後継候補者がそれぞれ主軸となった事業も展開。法人、社長個人で事業用不動産を所有。
顧客課題
- 現社長は数年後に退任予定。後継候補者は2名いるが、どちらに継がせるかは未定
- 将来は後継候補者に株式を集中させたいが、将来の株主構成は描けていない
- これまで安定した経営を続けてきたおかげで株価も高水準であり株価対策が必要
- 社長個人の相続についても同時に検討していきたいが、株式や事業用不動産をどのように整理したらよいのか分からない
成果・結果
- 将来の事業展望と株価上昇抑制効果を踏まえてHDを設立
- スムーズな意思決定ができる経営体制を検討し、HD設立時に株主構成も再構築
- HDに事業用不動産を集中させて全体的な資産フォーメーションを決定
- 相続税試算を踏まえた株式承継/事業承継計画を策定
- 将来の株式異動に向けた期中フォロー
取り組んだこと(フェーズ1)【5ヵ月】
- 現状分析
- 課題の見える化
- 事業体制と自社株対策
- 株式異動方法と個人資産の最適フォーメーション
取り組んだこと(フェーズ2)【3ヵ月】
- 株式移転によるHD設立(組織再編)
- 会社分割による不動産移転(組織再編)
取り組んだこと(フェーズ3)【6ヵ月】
- 組織再編後の期中サポート
- HD経営体制の構築
コメント
担当コンサルタントより
本件は、譲る側の社長だけではなく、譲り受ける後継者や相続人、顧問税理士とも連携を取って、当事者の意思を確認しながら検討を重ねたことが大きなポイントとなりました。